包装・物流用語集

「ソリッド(ソリッドシート)」

読み方:そりっど(そりっどしーと)

合成樹脂などの包装資材を扱う現場で用いられる『ソリッド(ないしソリッドシート)』という言葉は、『フォーム(発泡体)』の対義語とされており、正確には『内部に気泡構造を含まない合成樹脂成型品』を指します。射出成型やインフレーション成型で作られる樹脂製容器はもちろん、食品用ラップやOPP袋などに代表される樹脂フィルムも、この『ソリッド』に含まれます。
一方『フォーム』は、内部に含む気泡の割合によって性質が異なり、一般に用いられる発泡スチロールのように気泡を多く含むものは軽く、緩衝性能などに優れています。また、内部の気泡の割合が低いものは『低発泡成形品(下図)』と呼ばれ、これらはもともとの樹脂成型品(ソリッド)に近い物性を示します。

「低発泡シート特集」はこちら→ https://www.oizuru.co.jp/low-foam-sheet/