
概要
緩衝包装の評価は、落下試験がまず行われる。緩衝包装設計条件となった高さから落下して、製品に損傷が生じてないかを調べるが、同時に緩衝効果を知るための加速度計測が必要である。
この場合、製品の基礎面が充分に強固であれば問題ないが、製品が小形であったり、多数の部品と薄いケースのため、加速度ピックアップの取り付け場所の選択に困るケースが多く、固定位置不適当であると間違った結果となってしまう。
試作品は、当社での試験をクリアしたのちお客様にサンプルをご提出。
試作品の落下試験を行い、プレゼンテーションの際に試験データもご提示します。
概要
緩衝包装の評価は、落下試験がまず行われる。緩衝包装設計条件となった高さから落下して、製品に損傷が生じてないかを調べるが、同時に緩衝効果を知るための加速度計測が必要である。
この場合、製品の基礎面が充分に強固であれば問題ないが、製品が小形であったり、多数の部品と薄いケースのため、加速度ピックアップの取り付け場所の選択に困るケースが多く、固定位置不適当であると間違った結果となってしまう。
以下に紹介します落下シミュレーションのグラフデータ及び3D画像は旭化成株式会社様からのご提供【PAOSSシステムによる高精度落下シミュレーション】になります。緩衝材料に関する豊富な知見と最新の落下シミュレーション技術を駆使し、従来不可能と言われていた緩衝材のせん断や座屈変形時の緩衝性能予測が可能となりました(PAOSSサイトより)。
Taper Model
[ Time History of Deceleration ]
[ Deformation under the Drop Mass 5.3kg ]
Share Model
[ Time History of Deceleration ]
[ Deformation under the Drop Mass 2.8kg ]
Buckling Model
[ Time History of Deceleration ]
[ Deformation under the Drop Mass 1.9kg ]
LowG Model
[ Time History of Deceleration ]
[ Deformation under the Drop Mass 1.9kg ]
流通条件の区分
流通区分は、輸送保管及び荷役の程度によって、次のとおり4種類に区分する。
流通条件の区分
総重量 ( kg ) | 落下高さ ( cm ) | |||
---|---|---|---|---|
レベル I | レベル II | レベル III | レベル IV | |
10kg未満 | 80 | 60 | 40 | 30 |
10以上-20未満 | 60 | 55 | 35 | 25 |
20以上-30未満 | 50 | 45 | 30 | 20 |
30以上-40未満 | 40 | 35 | 25 | 15 |
40以上-50未満 | 30 | 25 | 20 | 10 |
50以上-100未満 | 25 | 20 | 15 | 10 |
直方体の落下順序と落下回数
落下の順序 | 落下の個所 | 回数 |
---|---|---|
1 | 下面に接する角(かど)/例 2-3-5 角 | 1 |
2 | 下面とつま面と接するりょう/例 3-5 りょう | 1 |
3 | 下面と側面と接するりょう/例 2-3 りょう | 1 |
4 | 側面とつま面と接するりょう | 1 |
5-10 | 6面のすべて | 6 |
計 | 10 |