品質管理担当のつぶやき
2026.05.20
防火・防災管理者講習を受講して
今回は「安全衛生」について少しお話したいと思います。
先日、「防火・防災管理者講習」を受講してきました。普段、品質保証の業務では製品品質や作業環境の維持・改善に目を向けることが多いのですが、今回の講習を通じて、改めて“火災を防ぐこと”の重要性を強く実感しました。
講習では、防火・防災設備についても多くのことを学びました。中でも印象的だったのが「消火栓」の種類についてです。正直なところ、消火栓はホースを伸ばせばすぐに水が出るものだと思っていました。しかし実際には、起動スイッチを押さないとポンプが作動せず、水が出ないタイプもあることを知りました。
緊急時に、この知識の有無が初期消火の成否を左右する可能性があります。設備が設置されているだけで安心するのではなく、“正しく使えること”が重要だと改めて感じました。
また、講習の中で繰り返し説明されていたのが、「避難経路の確保」の重要性です。避難通路に荷物や資材を置いてしまうと、火災発生時に避難の妨げとなり、人命に関わる重大な事故につながる恐れがあります。さらに、防火扉や防火シャッターの周辺に物を置いてしまうと、非常時に正常に作動せず、煙や火の延焼を防げなくなる可能性があります。実際に、防火設備が正常に機能しなかったことで被害が拡大した事例もあります。
日常点検では設備そのものだけでなく、「通路に物が置かれていないか」「防火設備の周囲が確保されているか」といった視点を持つことも重要だと感じました。
また、今回学んだ内容は、火災対策だけではなくBCP(事業継続計画)の観点でも非常に役立つと感じています。災害や事故が発生した際、被害を最小限に抑え、事業を継続するためには、平時からの備えと知識の共有が欠かせません。品質保証部門としても、安全衛生への意識をさらに高め、安心して働ける職場づくりに貢献していきたいと思います。
【編集後記】
先日、東京国立近代美術館で開催されていた「下村観山展」へ足を運びました。紹介動画を見て「細部まで緻密に描写する作品に惹かれ、ぜひ実物を見たい」と感じました。個人的に気に入ったのは「楠公図」です。(楠木正成を描いた作品) 絵の構図や楠木正成の力強い姿、鎧の緻密な描写など、見応えのある作品でした。
