品質管理

ご要望ヒアリングからご納品までの一貫管理プロセス

我々の最大の優位性は、カットやプレス、熱溶着などシンプルな加工の集積によって、複雑・多様な形状の最終製品を作り上げることにあります。これによって、成形用金型や設備上の莫大なイニシャルコストを要せずして、あらゆる種類の製品に柔軟に対応できるのです。しかし、こうしたマニュファクチャリングの背後には、人が介在するが故の品質リスクが常に潜んでいます。生出はこの構造的課題を克服するため、設計、試作、仕入れ、量産、出荷に至る全ての工程において、部署を横断したチェック担当者による客観的な評価体制を敷いています。

まず営業担当が技術要求書(TRS:TechnicalRequest Sheet)を用いてお客様の要求事項をもれなく検証し、これをもとに設計内容を評価。設計担当はこのヒアリング内容を適切に反映できているかどうかや、製造プロセスの妥当性を監視。素材となる外装材や内装用のフォーム類のサプライヤに対する指導体制や受け入れチェックを経て、最後に製造担当が図面上の細かな瑕疵や荷姿にまで目を配る。「品質」とはつまり、こうした「あたりまえのこと」の地道な積み重ねによってしか生まれ得ない。我々は、そう考えます。