環境への取り組み

端材の再利用とロス低減

生出で手掛ける緩衝材や外装材は、全て板状・シート状の形態で入荷します。これらの材料から、カットやスライス、プレス、貼り合わせなどの工程を通して、最終的な製品(緩衝資材・梱包資材)のかたちに仕上げてゆきます。この過程では当然、寸法上うまく使いきれなかった「端材(部材を切り出し終わった後の余り)」が発生してしまいます。
通常ならこれら端材は産廃として捨てられてしまいますが、私たちはこれらを種類ごと、サイズごとに一定期間保管しておき、他の製品の小さな部材に再利用しているのです。こうした小さな取り組みで、年間では2tに満載になる程の原料ロスを削減しています。

再利用される端材ストック

廃プラスチックのリペレット

地道に端材の再利用を行っていても、どうしても発生してしまう小さな発泡材やプラスチック製段ボールの切れ端。これらももちろん、大切な地球から得られた限りある資源に変わりありません。

生出はこうした細かな切れ端も無駄にせず、熱処理を加えた後、リサイクル工程に引き渡します。

リサイクルされる
樹脂のペレット

環境配慮型製品の開発

私たちは、緩衝材として加工される発泡体そのものについても、「エコ」の観点から地道な自社開発を進めてまいりました。その一つの答えが、植物由来原料を50%以上使用した「エルココ®フォーム」です。石油系樹脂の配合比率を半分以下に抑え、自治体の施設において基本的に焼却処分が可能であり、またスライス、プレス、熱貼りなどといったいわゆる緩衝材の「プロセス加工」にも柔軟に対応します。

エルココ®フォーム