包装のコトども

2019.03.27

巨人(ガリバー)の大きな荷物

ちょっとAmazonの包装について調べ物をしていましたら、
出てきてしまいました、こんなサジェストワード。

『Amazon 包装 過剰』

うーむ…やっぱり?
でも言われてみればホント、そうですよね?

わたしもこの間、スマートフォン用の小さなスタンド
(5~6cm四方くらいのサイズ)をAmazonで購入したのですが、
なんと30cm×40cmくらいの大きさのダンボールが届きました。
そして開けてみるとエアー緩衝材がたっぷり同梱…。

気になってネットで検索してみると、
巨大なダンボールにPC用メモリがひとつだけ入った画像や、
ボタン電池の小さな小さなパッケージが、
菓子折りみたいな平箱にぽつん、
と収まっている写真などなどが、ずらり。

エコ的視点からすると、ダンボールは、
それ単体としてはリサイクル可能な優良素材ですが、
『トラックへの積載効率』であったり、
『配達時の二酸化炭素排出』といった視点も加味すると、
Amazonの大きな大きな梱包箱は、
やはりトータルでは『過剰』かもしれません。
今や世界的な流通のガリバーであるAmazonは、
今後どのような梱包を模索してゆくのでしょうか。

弊社でも、環境ISOを取得するずっと以前から、
物流・包装の現場における『スペース』や『積載効率』、
『材料コスト』などの問題に取り組んできました。
もともとはお客さまのビジネスの効率性や、
採算性に対するニーズにお応えするのが目的でしたが、
今、結果としてそれが『エコ』につながってきています。

基本に忠実に、きちんとした仕事を追及していれば、
結果的に、今日の課題に対する答えも見えてくるのではないか…
ふとそんな気がしてきました。