包装のコトども

2019.06.04

カタカナ四文字系のアレ(ハコベル/ラクスル)

今日、物流関係のとある掲示板で調べものをしていたら…

『アレ、ぶっちゃけ稼げるの?』

こんな書き込みがやたらと目につきます。

「なんだろう、また怪しい金融商品?
でもこれ物流関連の掲示板だけど…」

などと思いながら読み進めていくと…

『ハコベル(Hakoberu)』という文字が。

カタカナ4文字系のWEB系サービスと言えば、
すぐに『ラクスル(Raksul)』を連想したのですが、
やっぱりそうでした。

このハコベル、印刷通販に革命を起こしたあのラクスルが手掛ける、
空いているドライバーと荷主をマッチングさせる新しいサービスです。

実はこのブログでも昨年の3月号で、物流大手のSBSグループが、
トラックのマッチングサービスを開始したという記事をお届けしています。
ところが、物流専門企業ではなくなんと印刷通販企業までもが、
3年も前から同様のサービスを急速に拡大させていたのです。

…恥ずかしながら、肝心のこちらをノーマークでした…。

読めば昨年11月から今年の1月までで売上は3.5倍に急成長、
やはり通販事業で培ったITノウハウがモノを言う世界なのでしょうか。

以前の記事でも書きましたが、
運送用トラックの実稼働率はわずか3割に満たないとの分析もありますから、
この余剰資産を有効活用しない手はない、ということでしょう。

ところで気になる冒頭の質問『稼げるのか?』に対する答えですが、
個人差はあるかと思いますが、あるブロガーの受注例によれば、

1)9時から19時までのチャーターを一便
2)上記が早目に終わったのでさらに別案件で3時間のチャーターを一便

これで合計38,880円、とのこと。

では、荷主の立場の値ごろ感はどうでしょう?
例えば軽バン(一台3,888円から利用可)を使用して、
100サイズの荷物を50箱積載し、新宿から豊島区まで送った場合、
1箱あたりに換算すると、なんと…

78円(!!)

路線便と比較してしまったらもう価格破壊、
いや、価格革命といった所ですね。
引越しの荷物などで小口数がまとまった時は、
迷わず選びたいと思ってしまいます。

廉価な理由はやはり、もともと配車の予定がない
(大前研一氏の言葉を借りれば”Idolな”)トラックを利用することと、
中間マージンの排除、という点に尽きるのでしょう。

いずれにしてもこうした『社会の余剰リソース』を
ニーズにマッチングさせるというサービス、
これからもどんどん広がってゆきそうですね。