包装・物流用語集

「落下試験」

読み方:らっかしけん

緩衝材の性能を調べる方法には、目的に応じていくつかの種類が存在しますが、「落下試験」は文字どおり、荷物を落下させたときに、保護対象(製品)に加わる衝撃値を測定する試験です。

まずは想定される輸送環境から、試験条件(レベルⅠ~Ⅳ)を求め、その後荷物の総重量をもとに落下高さを決定します(上の2表を参照)。

そして実際の落下試験は図1のような装置を用い、基本的には図2に示した1~10の箇所をそれぞれ下に向けて合計10回の落下試験を行います。保護対象(製品)に加わる衝撃値は、内部にセットされた特殊なセンサーによって計測・記録され、これが目標値を下回るまで、何度も設計の微調整を行い、緩衝包装の最終仕様が完成するのです。