包装・物流用語集

「入数(SNP : Standard Number of Package )」

入数とは1つの箱の中にある商品の数を示す物流用語です。一口に商品の数といっても、一つ一つ個包装された様なものもあれば、缶ビールが6缶セットとして売られているように、いくつかの商品がセットとしてまとめられているものもあります。入数が変われば、当然輸送効率や商品の展示や保管にも影響が出る非常に重要な指標です。ここでは入数が示す代表的な単位について解説したいと思います。

※()は缶ビールで表現した場合の例です。

●バラまたはピース:商品の最小単位(1本の缶)
●ボールまたはインナーカートン:バラが複数まとめられたもの(6本セット)
●ケースまたはアクターカートン:ボールが複数まとめられたもの(6本セット×4)

入数の把握は商品の発注や在庫管理においても注意が必要です。商品の受発注の際、必要な数量がどの単位なのかということに対して双方しっかり合意が取れていないと誤発注に繋がる恐れがあります。在庫管理においても、例えば、ボール単位の在庫が不足しているときに、ケースをばらしてボール単位の在庫を補充することは認められるのかということは在庫管理の方法や荷姿、荷主の意向によって異なります。