包装・物流用語集

「発泡倍率」

読み方:はっぽうばいりつ

緩衝用に用いる発泡体の硬さなどを区別するために広く使われる言葉が、この「発泡倍率」です。ひとことで言ってしまえば、「プラスチックを元の体積の何倍に膨らませたか」ということ。一般に緩衝材として使われる発泡体は、15倍程度のものから60倍、70倍あたりまで様々です。当然のことながら、大きく膨らませたもの(発泡倍率の高いもの)は柔らかく、それほど膨らませていないもの(発泡倍率の低いもの)は硬く仕上がります。

この特性の差を利用して、軽量物の緩衝材には高発泡品、重量物の緩衝材には低発泡品を、といった具合に、素材をうまく使い分けるのです。