包装・物流用語集
「易損性」
読み方:えきそんせい
あらゆる製品には、それぞれの「損なわれやすさ」があり、少し硬い言葉ですが、包装の世界ではこれを「易損性」などと呼んでいます。易損性は大きく2つのカテゴリに分かれ、錆びや腐食などといった化学的な要因によるものと、衝撃や振動など物理的な要因によるものに分類されます。緩衝設計の世界で扱うのは、もちろん後者、物理的な易損性です。
その程度は、もっぱら製品に加わる衝撃(加速度/G値)の上限によって表されることが多く、例えば「この製品の許容G値は40Gで」などとお客様からご指定を頂く場合があります。
これはつまり「落下衝撃が加わっても、製品自体に伝わる衝撃を40G以内に抑えるような包装設計をしてね」、という意味であり、製品の壊れやすさ(易損性)を端的に伝える場合によく用いられます。
記載のG値はあくまで目安です。