包装・物流用語集

「ケリカット計算方式(段ボール耐圧強度計算)」

読み方:けりかっとけいさんほうしき

梱包材を設計する上で非常に重要な要素のひとつが「どれだけの荷重に耐えられるか」、つまり『耐圧強度』です。輸送時の積載効率やコストに直結するだけでなく、上方向からの荷重に対して製品を保護するという、梱包材本来の機能を図る上でも大切なポイントといえます。この耐圧強度を計算するには、実際に強度試験を行う方法と、公式を用いて簡易的に計算する方法とがあります。
このうち後者の代表格は『ケリカット方式』と呼ばれる手法で、最も一般的な製函方式であるA式段ボール(→製函方式の種類と特徴)の強度計算に用いられます。この方式では、主に表1・2のような外装仕様に関する情報を用いて計算します。やや専門的な内容を含みますので、営業担当者にご相談頂き、弊社で概算値を算出して差し上げることも可能です。
また、ここで算出された耐圧強度から、何段積みが可能かを算出する方法については別項(→段積み強度)でご説明しています。

※ 厳密な計算を行うために、この他にもさらにパレット積みのパターンや印刷の有無、パレットの重量などの情報を加味することもあります。