包装・物流用語集

「ダンネージトレイ」

読み方:だんねーじとれい

ダンネージ(dunnage)とは、もともと積み荷の損傷・水ぬれなどを防ぐ『荷敷き』を意味します。そこから、輸送用の貨物の底敷として使われる木材やプラスチック製のトレイなどを指して用いられるようになりました。
輸送梱包の世界では、上記のようなプラスチック製のダンネージトレイが広く用いられています。主要なものは写真上段の真空成型タイプで、比較的軽量、かつ簡易な形状のものに供されます。その他、より複雑で、重量のあるものを輸送する際には写真中段の射出成型タイプのものが採用されることもあります。
多くのダンネージトレイは、下段の写真のように、積み重ねられることを前提として設計されており、上下のトレイを互いに固定するための突起状のディテールを有しています。
尚、これらの成型トレイは、その製法上、非常に高額な成型用金型を必要とし、イニシャルコストが高くなりがちな為、数百~数千といった数の部品固定用には、低発泡シートなどの剛性の高い素材を用い、組み立て式の簡易な仕様をご提案するケースもあります。

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