包装・物流用語集

用語集「三温度帯と四温度帯」

読み方:さんおんどたいとよんおんどたい

物流、分けても食料品や医薬品等の輸送に携わっておられる皆様にとってはご説明するまでもない話かもしれませんが、倉庫や輸送上の温度管理にはそれぞれ対象物に合わせた適切な温度帯が設定されています。一般によく知られているのは、①常温(ドライ)、②冷蔵(チルド)、③冷凍(フローズン)の三温度帯。これに、ピンポイントである特定の温度を保ち続ける管理区分である④定温を加えたものを、昨今では『四温度帯』と呼称するようです。
 この『定温』、どのような物が対象になるかというと、ワインやチョコレート、特定の果物など、「低温である必要はないが、ある特定の温度域に固定しておかないと品質の劣化が著しいもの」が挙げられます。特に良質なチョコレートなどは、少しの温度変化でもクーベルチュール(柔らかなカカオバターが多く、なめらかで美味だが、極端に溶けやすい)が溶け出してしまう為、秋冬以外の時期の流通には細心の注意が払われます。
 また、冷蔵、冷凍温度帯は、その下位にさらに詳細な管理区分が存在し、対象に応じた輸送車や倉庫が用いられます。コロナウィルス用の一部ワクチンでは、マイナス60℃以下、などといった超低温輸送が必要とされますが、これらは冷凍温度帯でも最低温帯に属するF4級に区分されます。