包装・物流用語集

「CSR調達とグリーン調達」

CSRはCorporate Social Responsibility(企業の社会的責任)の頭文字を取ったもので、企業活動は単に合法であればよいということではなく、率先して社会的価値の向上に努めるべきという考え方です。
ここで言う社会的価値とは環境、人権、法令などへの配慮のことを意味しており、CSR調達とはこれらの価値に十分に気を配った調達業務を行うということになります。具体的には、安価であったとしても、製造の過程で環境汚染の恐れがあったり、過酷な労働の元で生み出された製品を採用しないことや、他社と比較した際に多少割高であったとしても環境負荷が少ない製品を優先することなどが挙げられます。
また、CSR調達と似たような意味で使われる言葉にグリーン調達というものがありますが、これはCSR調達の中の環境分野に特化したものになります。
これらの考え方は今後益々重要度が増してくることは容易に想像できますが、実際の調達業務においては製品仕様、安定供給、コスト等との兼ね合いからCSR、グリーン調達の理念を実現するためには多大な努力が必要となるでしょう。
主要な製品仕様を変更できないのであれば副資材特に緩衝材、梱包材を環境へ配慮したものへ変更するということはいかがでしょうか?当社では3Rに配慮した緩衝包装設計のノウハウに加え、古紙やコーンスターチといった再資源性の高い原料を使用した緩衝材の取扱もありますので、CSR・グリーン調達にお困りの場合には是非ご一報ください。