包装・物流用語集

「BTS型倉庫とマルチテナント型倉庫」

読み方:びーてぃーえすがたそうことまるちてなんとがたそうこ

BTSといっても、音楽業界で流行りのアレのことでは、ありません。
物流業界の業界事情に関するお話です。

物流倉庫には、その形式や管理方法などによってさまざまな分類方法が存在しますが、いわゆる荷主(利用主)によって分類すると、大きく「BTS(Build to Suit:~に合わせて建てる)型」と、「マルチテナント型」とに区分されます。
BTS型は、原語の意味通り、ある特定の1社の為に、構造や立地、温度帯まで、全てが専用にカスタマイズされた倉庫を指します。よって基本的には、大規模な資本を有するメーカーが、自社専用倉庫として建築、ないしは賃借するケースが主です。
これに対してマルチテナント型は、文字通り多数の荷主企業がマンションのようにエリアを間借りする方式で、超大型かつ、高度なITインフラや自動倉庫などを擁する施設が多く、賃料は高めですが、昨今のEC需要の高まりを受け、大変な人気となっています。