包装・物流用語集

「流通加工」


流通加工とは、製品が流通製造元から消費者へと流通する過程において、特定の加工を行うことを指します。具体的にはツールを組み立てる、ラベルを貼り直す、パッケージングを変更する(輸送包装から商業包装へ)、あるいは特定の要件に基づいて製品を分割・負担するなどの作業が含まれます。

昔ながらの物流のイメージでは、製品の保管や輸送中の破損を防ぐといったどちらかというと消極的な工程ではありましたが、流通加工は物流の過程で積極的に価値を加えていくという考え方になります。

流通加工が広がった背景には、消費者のニーズの多様化や製品ライフサイクルの短縮が挙げられます。 多様なニーズに対応するためには、大量生産された製品に対して個々のニーズに合わせた加工を行うことが必要となります。 また、製品ライフサイクルの短縮に伴い、製品の市場投入までのスピードが求められるようになりました。

ただし、コストのことを考えた場合、流通加工は物流コストを増加させる可能性もあります。加工を行うための人員や設備が必要であり、それらのコストは最終的に製品価格に反映されることになります。そのため、製品を保管している倉庫や運送業者がそれらも加工業務を請負うケースも増えております。

流通加工は製品のカスタマイズと迅速な供給を可能にするため、物流業界において重要な役割を果たしています。当社におきましても、流通加工を含むトータルパッケージングサービスを提供しておりますので、興味がある方は是非ご一報ください。

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