包装・物流用語集

「JANコード」


JAN (Japanese Article Number)コードはバーコードの下に表示されている商品識別番号のことです。JANコードのJはJapaneseのJであることからわかる通り、これは日本における名称であり、世界的にはGTIN(Global Trade Item Number)という国際規格になります。

JANコードの体系は13桁の標準タイプと医薬品や調味料などの表示スペースが小さい商品に使用される8桁の短縮タイプに分かれます。盛り込まれている情報はどちらも①事業者情報②商品情報③チェックデジット(バーコードを正しく読み取れたか判別する記号)の3つです。

JANコードの他にも識別番号は複数存在していますので、ついつい混同しがちになってしまいます。UPC(Universal Product Code)はアメリカで使われている識別番号であり、EAN(European Article Number)はヨーロッパで使用されているものです。両方ともJANコード同様国際的にはGTINに統一されています。似たようなもので、SKU(Stock keeping Unit)は在庫管理上の最小単位のことを意味し、いわゆる「種類」に相当します。ASIN(Amazon Standard Identification Number)はAmazonでのみ使用される商品識別コードになります。

商品を識別することは在庫管理、物流管理の基本中の基本となります。このような識別システムの発展が現代的な大規模物流を可能にしたともいえます。