包装・物流用語集
急速冷凍技術

食品のおいしさや鮮度を損なわず、急速に冷凍する「急速冷凍技術」。その技術の核は、別の項でも触れている「最大氷結晶生成温度帯」と関係します。簡単にいうと「氷の結晶が大きく育つ間を与えず、瞬間的に食品を凍らせることで、その組織を傷めず、おいしさを保つ」技術のことです。そして上に挙げたようなものが、その代表的な技術です。
昨今の冷凍食品の多くは、こうした技術を応用し、一昔前とは比べ物にならないほどのおいしさと風味を実現しています。代表的なものが、上に挙げたエアブラスト凍結、IQF(Indivisual Quick Freezing)、接触凍結(プレートフリーザー)、液体(ブライン)凍結などです。ケーキや寿司など、形状をきれいに保ったまま凍らせたいときにはエアブラストやIQFが用いられ、それ以外ものや、生産効率を重視する場合には接触凍結や液体凍結が採用されます。
こうした急速冷凍の技術が昨今急激に発展した背景には、下記のようなものが挙げられます。
■ 冷凍食品市場の拡大
■ ECによる食品配送
■ フードロス削減
■ 人手不足への対応
■(日本食材の)海外輸出量の増加
また、細胞破壊を抑え、解凍後の品質を維持する技術は、医薬品、バイオ試料、試薬など品質担保が重要な分野でも広く応用されています。
